美しい薔薇には、本当に驚くほど、さまざまな抗酸化成分が含まれていることが現代科学でも明らかになっています。「抗シワ、皮脂分泌の促進、くすみ防止、肌再生」などに有効なビタミンEやビタミンC、そのほかさまざまな薔薇ポリフェノールが豊富に含まれています。 そして、ますます陽射しが強くなっていく、この季節にもぜひ使いたいのがこの薔薇ポリフェノールの力です。 薔薇ポリフェノールには、メラニン色素が過剰に増えてしまうのを抑えてくれる力があります。メラニン色素を作る材料は、「チロシン」というアミノ酸です。このアミノ酸に「チロシナーゼ」という体内にある酵素が働きかけてメラニン色素が作り出されます。 薔薇ポリフェノールは、「チロシナーゼ」という酵素を抑制する力があるので、メラニン色素が過剰に作られてしまうのを抑えてくれます。 調和的にメラニン色素を抑える薔薇 じつは、メラニンがある程度できる過程は、私たちのからだを守るのに必要な素肌の働きです。メラニン色素生成によって、素肌の奥に有害な紫外線が入りこむのを防いでいるからです。 「チロシナーゼ」を働かなくさせる現代の人工的な薬剤としては、「ハイドロキノン」が有名ですが、こちらはメラニン色素生成の働きを根本から破壊してしまうこともあり、「白斑」というかえって厄介な問題が出たりします。 いっぽう、薔薇がメラニン色素を抑える働きは、肌本来の機能を壊すなど行き過ぎることはなく、調和的に肌に働きかけるので、そのような副作用が出てきません。 パワーが強いのは、古来からのオールドローズ |